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2017年5月26日 21時08分21秒 (Fri)

「空」のバランス

アーユルヴェーダでは、
自然界も人間も、宇宙に存在するものは
全て5つの要素から成っていると考えます。

それが、空・風・水・火・土
の5つの要素。

この5つの要素のバランスが
私たちの心身が健康で幸せでいるための
鍵になっていて、

5つの要素のバランスの崩れが
あらゆる病気を引き起こしていると考えます。


5つの要素の中で「空」は
「空間」を作ります。

その他の、
風・水・火・土は肉体をつくりますが、
空は、それらが動く「空間」をつくります。

ですから「空」が十分にないと、
そもそも4つの要素は
必要なところに十分に動くことができません。

「空」の要素がしっかりあることで、

そこに「余裕」「余白」ができて、
私たちは入ってきた情報を
上手に消化することができます。

そうすることで
私たちの心は、
過去や未来、あちこちにいかず、
「今、ここ」に存在することができます。

 


2017年5月25日 15時32分44秒 (Thu)

台湾でアジア初の同性婚が認められるかも

24日、台湾で、
「同性婚を認めない現行の民法の規定は『違憲』である」
とする憲法解釈を公表しましたね。

2年以内の法改正を命じたそうで、
実現すればアジア初の同性婚が
認められることになるそうです。

今の台湾の
蔡英文政権は
同性婚の法制化を積極的に目指しているそうですから、
素晴らしいですね、

大きな第一歩です。

その反対で、インドネシアでは同性愛者に対して
公開でむち打ちの処刑をして、
話題になっていましたね。


今は、世界中の誰もが、
それぞれ違った環境の中で育ち、
それぞれの立場で、
それぞれの思いを抱えて
誰もが幸せになりたい、と精一杯生きています。


同性愛の人も、
移民の人も、移住の人も
里親になった人も、
里子になった子も、

シングルマザーの人も、
シングルファザーの人も、
両親がいない子も、
家族がいない人も、

子どもを生まないことを決めた人も、
ひとり身の人も、
みんな血がつながっていない同士で
「家族」をつくっている人も、

みんないろいろな思いはあるけれど、
前を向いて生きていきたい、
幸せでありたい、という気持ちは一緒。

どんな立場の人であれ、
お互いがお互いの「生き方」を認め合える、
そんな世の中になっていけばよいな、と思います。


私たちは、
自分が自分自身でいることを認めることができたとき、

周りに対しても、
その人がその人らしく生きることを
認めることができるものなんだと思います。


だからまずは、
自分が自分自身でいることを認めるところから。

 

2017年5月24日 20時35分31秒 (Wed)

瞑想の効果の研究

昨日のチベット問題の話から、
チベットの宗教的リーダーである
ダライ・ラマ14世が

以前、世界中の科学者たちに
向けて送ったメッセージを思いだしました。

ダライ・ラマ14世は
「私たちチベット仏教の僧侶たちは、
平和のために多くの瞑想の時間をつくっています。

協力します。
瞑想がどういう効果を人間にもたらすのか、
科学的見地から調査を行ってください。」

とメッセージを発信しました。

このメッセージを受けて、
世界中で瞑想の研究が進んだそうです。

瞑想を年間に1万時間以上している高僧と、

常に頭の中で、あーでもない、こーでもない、と
思考でグルグルの私たち、、、

それは明らかに違いますよね(笑)


脳波や脳内のスキャンなどをとって
調べたそうですが、
瞑想の大きな有用性が明らかになったそうです。


瞑想の効果はあげればキリがないですが、

高いリラックス効果と同時に、
集中力が高まり、
記憶力の向上につながったり、
アイディアや直感力が増したり、

リラックスをして
人とつながることができるので、
他人の気持ちを理解することができたり、
人を思いやることができるという
効果も見られます。

また
ストレスに強くなり、
緊張を和らげる効果があることも
わかったそうです。


それ以降、
アップル社やグーグルなどの企業が
積極的に瞑想を取り入れるようになって、
より一般的になっていったようですね。

 

2017年5月23日 5時13分18秒 (Tue)

チベットのこと&みんなが平和でいるために

まだチベットには行ったことがなく、
昨年末頃から、
チベットに行こうかな、なんて思っていて、

チベットの情勢を見たり、
チベット問題について思いを馳せたりしています。


チベットは中国の南西部にある地域。

昔は、ひとつの「国」として認められていましたが、
今は、中国の一部の自治区になっていますね。


実際に
「自治(自分たちで治めること)」が認められて
いないので、「自治区」となっています。

中国が独立させてくれません。

チベットにはレアメタルをはじめ、
鉱物資源がたくさんありますから、
中国としてはチベットを手放したくはありません。

また
チベットは中国の核廃棄処分場になっていたり、
ミサイルの実験場にもなっています。

そして、チベットはインドとの境目の
インダス川やガンジス川の上流に位置していますから、
水源を抑えたい中国としては、
手放したくない場所、ということになります。

また、チベットは人権的にも侵略されていることは
ニュースなどでもよくわかります。


もちろん、
それぞれの言い分があって、
それぞれの主張があって、
それぞれの正義があるのですから、
何が良い、何が悪いとは、一概に言えませんが、

ただただ、チベットも中国も、
世界中みんなが幸せだったらいいな、と
思います。


どこ国も、笑顔が溢れて、
子ども達が無邪気にあそんでいて、

誰も虐げられた人も、
見下される人も、
忘れられた人もいなくて、
みんながお互いの存在を大切に思って、
生きていける世界、

誰もそんなに贅沢しない変わりに、
誰ひとりとして飢えや孤独に苦しむことなく、
お互いを思いやる世界は
そんなに難しいことなのでしょうか。


難民も飢餓もなく
戦争や殺し合いもなく、
いじめや虐待もなく、

ごくごく当たり前で
安全で平和な生活を送ることは
今の世界ではそんなに難しいことなのでしょうか。

 

2017年5月22日 5時27分58秒 (Mon)

すべては消化の力を立て直すところから

日本でも中国でも、
インドでも韓国でも
「医食同源」の考え方があります。

正しい食事をすることで、
食事は「薬」にもなります。

逆に間違った食べ方や、
合っていない食事をすることは
消化しきれずに
アーマ(未消化物、毒素)として体内に蓄積
されることにつながります。


アーマが体内に蓄積されていくと、
慢性的な疲れ、
眠気、微熱、身体の痛み、関節の痛み、
胃もたれ、便秘、むくみ、舌苔などの症状が
現れはじめます。

消化力が戻らずアーマが排泄されず、
蓄積され続けると、
関節炎や高コレステロール、喘息、下痢、
腸の炎症、子宮筋腫やガンなどの病気引き起こします。

これらの病気もアーマが関係していると
アーユルヴェーダでは考えます。

それくらい
「消化力」を強めておくことは
私たちが健康で幸せに生きていくためには大切に
なります。


アーユルヴェーダの薬草オイルを使った
アヴィヤンガも、
全身浄化療法であるパンチャカルマも、

体内に蓄積されたアーマを排泄すると同時に、
消化力を立て直すことにあります。

どのような病気でも
まずは必ず消化力を取り戻すことが、
十分に強めることが大切になります。


また身体的な病気だけでなく、
精神的な病気も、
消化が大きく関係しています。

うつや不安症、神経症なども
消化力低下によるアーマの蓄積が大きく関係していると
いわれます。


身体的も精神的にも、不調があるとき、
万全ではないときには、

肉や魚、生ものや脂ものなど
消化に時間のかかるもの
消化にエネルギーを使うものを食べないよう
アーユルヴェーダでは勧めます。

肉や魚、生ものや脂ものなど、
消化に時間のかかるものを食べると
ますます消化の火が弱まり、
アーマとなって体内に蓄積されてしまい
回復が遅れてしまうからです。

 


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